ほたるさんのうしろ姿

日常ほのぼの系日記。になってるはず。

姉弟

 

4日ほど前から風邪をこじらせている私は、ついに高熱を出した。

 

風邪薬を飲むとすぐに熱は下がったが、その時、弟から「マンガ(タイトル)の出版社をみて」というメッセージが届いた。私はすぐベッドから起き上がり、続きが出ているのだろうと考えつつ、弟の言っていた本を探し、「角川」と短く返事を返した。そしてまた寝た。

 

しばらく経つとまた弟から「家にたこ焼きの粉ある?」と、今度は母親の様なメッセージが届いた。私はまた重い体を起こし、今晩はたこ焼きなのかと考えつつ、冷蔵庫の中にある粉を手に取って調べた。そしてすかさず「ない」とだけ返事を返した。

 

そして気づいた。病人に聞くような事ではないという事を。

出版社くらいスマホで調べた方が早いだろう、弟よ。

 

しかし私はなんのためらいもなく、苛立つこともなく、体を起こし弟に言われるがまま動いたのだ。甘い姉である。

 

夕方になると弟は帰宅し、タコとたこ焼きの粉を買って帰って来た。今日の晩御飯はたこ焼きだった。

 

晩御飯の後は弟が買って来たマンガの続編を読み(面白いからと薦められた)、また眠りにつく姉であった。